1967-07-12 第55回国会 衆議院 建設委員会 第22号
言ってみまするならば、私どもも当時もっと若うございまして、青年代表としてこの発言をさせていただきましたけれども、満蒙開拓の夢も失われてしまった、そのときに、全国青年の事をこの中部山岳地帯に集めて、日本の本土をぶち抜くことによって、ここにいわゆる日本のスイスをつくるのだという、そこに政治家の夢が託されて、あのような法律が、東海道案よりも一日前に、中部の中央道のほうがこんなに希望されているのだということで
言ってみまするならば、私どもも当時もっと若うございまして、青年代表としてこの発言をさせていただきましたけれども、満蒙開拓の夢も失われてしまった、そのときに、全国青年の事をこの中部山岳地帯に集めて、日本の本土をぶち抜くことによって、ここにいわゆる日本のスイスをつくるのだという、そこに政治家の夢が託されて、あのような法律が、東海道案よりも一日前に、中部の中央道のほうがこんなに希望されているのだということで
○中島(巖)委員 それからもう一つお伺いしますが、聞くところによると、公団の理事で、前に建設省にいた人などが、やはり東海道案を支持して、中央道に対して反対の気色を見せておる。そしてその用地買収なんかにもちゃちゃを入れたり、そして事ごとにそういうような態度をとっておるというような話をよそから聞いたのでありますが、そういうことはないですか。
○中島(巖)委員 それは村上建設大臣が、この東海道案提出でずいぶんもめておりましたときに、国会の正式の委員会の席上で言明されまして、速記にもはっきり出ておるわけであります。いずれお調べ願えばわかると思います。大臣がかわられても、同じ政党内閣の大臣でありますれば、常識としておそらく前大臣の御意向は継いでいただけるもの、かように私は考えておるわけであります。
○吉江勝保君 私も、東海道案に賛成をする意味でお尋ねいたしますが、先ほど、東海道の調査につきましてはまあ中央道のように何年もかからずに、もっと早く終わるようにという米田委員の発言があったのでありまして、まあ建前から申しますというと、政府の方で提案しておりまする法案の実施につきましては、もう割合に確実なものを提案されておると思うのでありますが、まあ私どもが提案しながら、自分からのものについて、どうこう
○中島(巖)委員 そこで、先ほども申しましたように、道路総裁の言といい、それからこの法案成立の経過といい、非常に建設省は反対しておるのだ、東海道がやりたくて東海道案を持っておる、こういうような誤解があるわけです。従って、こういうことは慎重にやらなければいけないと思う。運輸省のただいまの答弁にありましたこの予算も、国土開発縦貫自動車道の中央道の調査のために予算項目に盛られてある予算でしょう。
これは、この法案が作られたときにも、建設省は、東海道案があって、中央道に反対だということがしばしばいわれて非常に難航したものだ。それで、建設省が中央道のこの調査をするについては、おそらくとんでもない調査結果が出て、中央道はつぶすであろうということを異口同音に言っておったものだ。
政府の東海道案でなくして、海岸道路というものを発表いたしまして、これでずいぶん問題を起こした。さらに東京湾の埋め立て計画というものも発表いたしておるわけなのであります。ところが、この産業計画会議の中のメンバーに相当な政府の要人も入っておるわけです。しかし、これは政治性とか道義性の問題であって、われわれがこれをとめる、とめぬという権限はございませんから、これは仕方ないと思います。
しかし、一言政府側に対して希望することは、建設省の早くから主張するように、あるいは東海道案の方が安くできるとか、いろいろな関係もあると思いますけれども、これは、国会のほとんど全員が提出者になってこしらえた法律でありまして、国全体の上から見てどういう政策をとるべきか、こういうような観点から立ちまして、たとえば東京都に八百万、一千万というような人口が片寄っているというようなことについては、これはいろいろの
ところが、小牧以東につき今日まで計画がさっぱり具体化していないのは何ゆえであるかといえば、建設省事務当局が東海道案の執着から脱却し切れない点にあることは、今や世間公知の事実であります。国土開発縦貫自動車道は、法律第一条に示した目的からいって、未開発地帯の多い中央山岳地帯を通過するのは当然であり、東海道を通過することはすでに開発された農地や、工場地帯をつぶす結果になるのであります。
衆議院において、岸道路公団総裁が新聞紙上に中央道の小牧以東については、いわゆる中央道案と東海道案と松永案との三案があるが、三十五年くらいには一番経済的な路線はどれであるかを決定し工事にかかると発表したことが問題となり、政府機関の職員がかような法律を無視した越権の発言をしたことは不都合であるとして非難されたのであります。
東京—名古屋間高速自動車道は、中央道案か東海道案か松永案の三つを調査し、そのうち一番いい案を採用して建設することになろう、こういうことを堂々と新聞に出しておるのです。名前が岸でありますから、総理大臣になったような気で、そういうことを言ったのかもしれませんけれども、これは不見識じゃないですか。
私は、そういうのが悪評であるのを願っておって、今局長がおっしゃったような、純粋の意味の調査費と理解していきたいというふうに思っておりますが、これは要望でございますけれども、くどいようですが、東海道案と中央道案とだけにこだわるという気持ではなくて、私どもの気持からすれば、国土開発ということから考えて、この縦貫道があれほどりっぱな筋が引かれておるのだ。
赤石山脈、アルプスその他の工費が莫大にかかり、採算がとれるかとれないかという隘路がもしありとするならば、中部横断道路開発会社か何かできておるようですから、それらとも工事施行に対する打ち合せもして、会社にそれらを与えてやらしてもいいじゃないか、そうすれば、成立しておる法案というものが無視されないで済むから、いずれにいたしましても、急速に本栖湖あたりまでは着工できる運びになる方がいいのじゃないか、もし東海道案
また経済効果も大都市をつなぐ東海道案の方がずっと大きい。少なくとも現在では東海道案の方が有利であり、私としては中央道に反対である。」
ただいまお話のありました一昨年、すなわち昭和三十一年度に先ほど述べました両年度百万円を使用いたしまして大勢観察を行いまして、中間報告的な調査結果を発表したわけでありますが、その内容は、こういった高速自動車道の建設は、大体新しい交通機関であって、中長距離用のものである以上、中央道にしろ、建設省の策定しております東海道案にしろ、その輸送量はもちろん東海道案の方が多いけれども、その輸送機能の果す使命から考
この東海道案につきましては、たまたま民間の産業計画会議というものが、松永安左衛門先生のところで作られておるわけでございますが、ここで、名古屋−東京間の高速国道につきまして、一つの勧告を出してきております。この勧告によりますと、名古屋−東京間は海岸線を通るべきである、こういたしておるわけでございますし、またその中の候補等につきましても特別の勧告をいたしておるわけでございます。
先ほど近藤さんは中央道と東海道案とを比較検討なさいまして、おそらく交通需要の面からいって中央道は不適当であるというような断を下されたようでございますが、そういう御意見の根拠になるものが私たちにはまだ納得できないのでございます。
次に前田さんにもう一つお尋ねいたしたいのでありますが、この計画を立案されるに際しまして、中央道の経済開発的意義と、それから東海道案のいわゆる経済開発的な意義と申しますか、そういうものを比較検討なさいましたでしょうか。
○久野委員 その際、中央道の建設は不適格であって、あくまでも東海道案をとることが日本の現在の産業経済にとって有益である、そういう想定のもとにお考えになったのでありましょうか。
ところが最近、昨日私が得た情報によると、ある国立大学の教授で、この道路調査会の理事をやっておる人が、最近に中央道に反対し、東海道案促進の講演をして回っておるということであります。
河野経済企画庁長官は二十日、大阪商工会議所で開かれた関西財界との懇談会で、東京—名古屋間の高速自動車道路は、東海道案が有力であるとの示唆を行い、さらに次のように語った、自動車道については、中央道、東海道の二案があるが、長期経済計画遂行に有利な方になるだろう、きまり次第、外資を導入して工事に着手する考えだ、というのでありまして、さらに新聞は、河野長官の東海道案は、岸首相も根本建設相も意見が一致しているといわれておると
そうしまするというと、中央道にまとまつたけれども、これは建設省の意見ではない、建設省は東海道案というものを持っておつた。こういうことになるというと、どうも本年度はこの法律が通つて、調査費をとつて調査はするけれども、この法案は行く行くは有名無実になるような気がするわけだ。
○政府委員(福永一臣君) 運輸省といたしましては、自動車道と国鉄と競合しはしないかという心配もいろいろな観点から検討いたしまして調査をいたしました、これが東海道案であるならばそうなるかもしれませんが、中央道の場合でございますというと、国鉄と必ずしも、たとえ複々線にいたしましても、将来の貨物の増加を予想いたしまして、競合しないという大体の見通しを立てた次第でございます、
これはあくまでも東海道案である、こういうことに思われますので、閣議等においてはぜひ、あなたも提案者の一人でありまするから、参議院修正の原案を通すように一つ御尽力を願いたい、こういうことを大臣に特にお願いを申し上げたいのであります。私はいろいろ資料もありまするけれども、こんなことは多く言う必要はないと思います。
それぞれにつきまして比較検討を進めて参ったのでありますが、国土開発縦貫自動車道の方はまだ未調査でございまするので、この調査をしっかりやりませんと、東海道案と同じ立場に立っての比較ができないわけでございます。
○中島(巖)委員 八田参考人にお尋ねいたしますが、こういうことは御研究になっているかどうか、ちょっと私たちはわからないのでありますけれども、結局われわれ議員関係では東海道案と海岸線と中央線と比較した場合におきまして、非常に峻険な地を行くために隧道に金がかかるのではないかというような疑問があり、また一方では中央道によれば、非常に川が小さいから、鉄橋にかかる金のことを思えば金が少く済むのじゃないかということをいわれるのであります
それで図面の上から見ますと、中央道は名古屋には出ませんが、東京——小牧間と、それから東海道案と申しますか、海岸線の東京——名古屋間において、中央道の方が約五十キロ、キロ数が短縮されているようであります。